ヴィパッサナー瞑想
今年の年始め、1/9~20迄の間、千葉県睦沢にある
「ダンマーデッチャ」
に10日間の瞑想合宿に参加して来た
本当に田舎である(鋸南町程ではない)。
しかし
この施設から街への交通機関は無い
近所に民家も無い
山の中にポツリとある施設
ここが
「ダンマーデッチャ」。
サティアンだ
いや
瞑想道場だ。
0400 起床
0430 瞑想
0630 朝食
0800 瞑想
0900 瞑想
1130 昼食
1300 瞑想
1400 瞑想
1700 ティータイム
1800 瞑想
1900 瞑想
2100 瞑想終わり
2130 消灯
うる覚えだが、大体こんな感じの時程だ。
ご飯は2食/1日
基本的に精進料理。
玄米or パン・味噌・浅漬け
こんな感じだ。
9日の夕方、この施設に到着し
これからの10日間は、この施設のルールに従う事の念書を記入する。
そして
携帯電話
本
メモ帳
筆記具
貴重品
車の鍵
を受付に預ける。
この10日間は、他人とのコンタクトは一切してはならない。
他人と目も合わせてはならない。
人とすれ違う時は、下を向いて歩く。
誰とも話さず
誰からのコンタクトの無い状態
有るのは「自分」だけ。
自分だけの240時間の始まりだ。
瞑想の姿勢は、基本的には「胡座(あぐら)」である
初めの3日間は、
尻が痛い
足が痛い
股関節が痛い
腰が痛い
1人に1つづつ、瞑想布団があり、その上に胡座をかくのだが
とにかく
痛い痛いのオンパレード
「ドMの我慢大会」だ
しかし
座布団・パット・毛布は使いたい放題なので、一時間座っては、座布団を追加を繰り返した。
「お~い山田くんもう1枚」だ
胡座をかいていると
膝が折れるんじゃないか
股関節が抜けるんじゃないか
と
下半身がとにかく痛い
瞑想が
3日間も経つ頃、
自分の瞑想スペースは、
折り重なる座布団や毛布で補強され、ハンドルの無い運転席の様になっていた。
今回の瞑想合宿は、男女合わせて約70人参加していたが
この3日目で
全員「コックピット」「鳥の巣」を完成させていた。
この状態を
笑ってもいけないし、
見てもいけない
しかし
笑ってしまう。
これが
本物の「瞑想スタイル」な筈が無いなと。
で
経験者たちを観察して見ると
座布団もパットもしておらず
瞑想布団の上に胡座をかいているだけ
流石
経験者だ
これぞ
瞑想者だ
この事から
「ツボ」が有ると確信した私は、次の瞑想時間から、
思いきって
3日間で築いたコックピットを解体した。
瞑想布団のみに戻って「痛み」について感じたのは
①骨格的に無理な痛み
②我慢出来ない痛み
③痛いけど我慢出来る痛み
の三種類が存在する事だ
照準を
③に定め、追及する事にすると、結構出来る様になる
瞑想合宿も4日目になると
「痛み」との付き合いが判りはじめ、瞑想らしくなってくる
この
「ヴィパッサナー瞑想」は仏陀(ゴータマ・シッタッタ)が悟りを開いた瞑想方法であり、仏陀が長く人に薦めていた方法だそうだ
仏陀曰く
「悟った人の話を聞いて納得するのではなく、自ら体験せよ。自ら体験する事により、本当の理解が得られる」
との事だ
さて
4日目からが本番だ
瞑想中は
「いまの自分を観察する」
「いまここ」
に集中する事
しかし
「いま」を集中しているつもりでも、いつの間にか
「過去」
「未来」
に思考が飛んでしまう
特に「過去」は
過去に腹が立った・ムカついた事
過去の人間関係
が
過去の自分が目まぐるしく語り掛けてくる。
「未来」は
「今度はこうしよう・こうすべき」など、過去に対する対策を一生懸命、未来の自分が語り掛けてくる。
目を閉じれば、すぐ「自分」が話しかけてくる
だんだん
瞑想と就寝の境目が解らなくなってくる
とにかく
自分が忙しい。
忙し過ぎて、
あっという間に瞑想時間が過ぎてしまう。
肝心な「いま」になかなか意識が向かず、過去と未来だけで10日間が過ぎてしまった。
本当に忙しい10日間
今まで
「世間体」「あるべき姿」ばかりを気にし過ぎて
こんなにも
「自分」の話しや意見を聞いていなかったんだ
こんなに
「自分」をないがしろにして生きて来たんだ
と
気付かされた10日間
また
この施設は宗教をやっている場所ではない
しかし
元々、仏陀は仏教の祖と崇め奉られた人なので
「宗教色」は漂う
しかし
宗教の定義である
「信仰物」「経典」「教え」等は殆ど無く
集団生活としての最低限のルールしか無い
2600年前からの修行方法なだけあり、確立したものだと実感した
施設の運営は寄付だけで行われており、初めて参加する人は、無料で参加出来る
よく「ヴィパッサナー瞑想合宿に参加した」と言う書き込みがあり、
「苦行だった」
「とても大変だった」
とあるが
そんな事は無い
これは
自分自身の凄さに気付く合宿だ
この日から瞑想が日課になり、自分と向き合った毎日を過ごしている
是非ともお勧めします。
0コメント